こんにちは!
Pro-Zeroのアンドレです。
最近、DCTに関する動画をYouTubeに投稿したところ、多くの方から質問をいただきました。その内容を整理し、ブログ記事としてまとめました。DCTについて詳しく知りたい方、ぜひ参考にしてください!
DCTとは?
DCTは「Dual Clutch Transmission(デュアル・クラッチ・トランスミッション)」の略称です。主に欧州車で採用されているトランスミッションシステムで、日本国内ではトラックなどにも使われています。一方で、多くの国産車の乗用車はCVT(無段変速機)を採用しています。
DCTの利点
DCTの最大の特徴は、燃費向上とスポーティーなドライビング体験です。
スムーズな加速と少ない振動が魅力的。
特に高速走行中のシフトダウン時には、俊敏な反応が得られ、レーサー気分を味わえます。
MINIでのDCT搭載モデル
DCT搭載車種: 3世代目のガソリン車(中期以降モデル)に全て採用されています。
ディーゼル車: 従来のAT(トルクコンバータ式オートマチック)を搭載。
DCTオイルについて
Q. DCTオイルの警告が出たら交換は必要?→ 必ず交換が必要です。警告が表示されてから3,000km以上走行すると、クラッチの交換が必要になる場合があります。早めの交換をお勧めします。
Q. 交換時期はいつ?→ 製造後6年または10万km以上走行で警告が表示されます。警告が出る前でも交換可能で、安心のために早めの交換を検討してください。当店では2024年7月以降、製造から5年以上経過したMINIを販売する際には、納車前にDCTオイルを交換する方針を採用しています。
Q. 一度交換したら交換は不要?→ 一度の交換で済むわけではありません。MINIのコンピューターをリセットした後、6年後または10万km以上走行した際に再び警告が表示される可能性があります。さらに、DCTオイルは通常のATやCVTに比べて汚れやすい性質があるため、5万kmごとの交換を推奨します。
DCTオイル交換に必要な時間は?
作業を実施するのに際してミッションオイルの温度を完全に下げる必要がございますので、1泊2日の作業になります。
まとめ
DCTは高い性能を誇るトランスミッションシステムですが、適切なメンテナンスが必要です。特にDCTオイルの交換は警告表示を待たずに行うのがベストです。定期的な点検と交換で、DCTの性能を最大限に引き出しましょう。
お問い合わせや作業のご予約はお気軽にどうぞ!
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